南大通りを走っていたところ、工事現場風の場所が目に入りました。
何度か車で前を通っていると、どうも単純な工事ではない模様が見てとれます。信号待ちの時にゆっくり観察すると、遺跡の発掘調査をしているらしい。後日ゆっくり見に行ってみると作業員さんは誰もいず、掘った場所にはブルーシートが掛けられていました。写真奧のシートの山は、掘った土を保管している模様。ブルーシートを掛けているところからみて、これは遺跡の発掘でしょう。
南大通り側はバリケードに目隠しのシートが取り付けられ、秘密の作業(?)が行われている雰囲気。
出入口から身を乗り出して見てみました。1m近く掘り下げられている模様。
現場は富士見工業団地の一角で、元は山陽自動車運送のターミナルがあった場所。山陽自動車運送は、熊谷市の久下橋近くに新しいターミナルを作って少し前に移転しました。
建設業の許可票と労災保険関係成立票が掲げられていますが、これだけでは何の工事だかわかりませんな。施工は竹中土木。スーパーゼネコンの竹中工務店のグループ会社です。これも大阪繋がりでの受注でしょうか。
注文主は阪神電気鉄道。何故こんなところに阪神タイガースの親会社の名前が??
少し調べてみたら、山陽自動車運送って阪神電鉄の関連会社なんですね。だからタイガー便を名乗っているのか。
もう少し塀の外から観察してみると、掘ったはいいが何も出なかったらしい場所も。それにしてもここをピンポイントで掘るということは、何か文献に記載があったか、以前簡易調査でもしていたのでしょうか。
こちらもブルーシートが掛けられていず、何も出なかったような雰囲気。
ブルーシートの上から見ただけでは満足できなかったので、また日を改めて見てきました。
今回は作業員さんたちがいて、発掘調査をしていました。あまり無闇に入り込んで写真を撮れる雰囲気でもなかったので詳しいことはわかりませんでしたが、水糸が交差するように張ってあり、玉石がごろごろと出て来た模様。水糸の形からすると、建物の遺構なんでしょうか。
発掘調査をしている場所はここです。